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クルーエルティー・フリーへ向かう世界のニュース / Changes Around The World 2010~2013

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「平和はみんなのもの」- 感情を持つ生き物たち(センティエント・ビィングズ Sentient Beings )
の解放へ向かう国際ニュースをお届けします -

 


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                                                                                              Photo by Szefei via 123rf.com  

Happy Earth Day 2013!!


"Future Shock" by Kathy Freston
Courtesy of Huffington Post 06/03/09

100年後の高校生たちが、今の私たちの世界を振り返ってみると?
「フューチャー・ショック」

想定日付:2109年6月 アイダホ州ボイジー、とある高校の社会学クラス

先生: 皆さん、おはようございます。今日はアメリカ史上初のアフリカン・アメリカン大統領、バラク・フセイン・オバマ大統領の時代の頃の人間の生活についてお勉強します。ご存知のようにオバマ大統領はアメリカ史上、著名な大統領の一人であり、彼が成し遂げた偉業は際立っています。

彼が統治していた2009年、我が国は急降下する財政困難の真っ只中でしたが、大統領と閣僚達は、彼らが課されたあらゆる不利な条件にも屈することなく、金融機関と公共法人の組織再建を実施する計画を打ち出しました。企業には株主と政府以外に地球環境や従業員の福利厚生に対しても責任を持たせるようにしました。とても暗い不況の時代が何年か続きましたが第2の大恐慌は免れることができました。

それ以降、オバマ大統領の指導力のもとでこの国に再び平和の時代が到来し、国家の繁栄へと導かれることになったのです。農業と科学関係者で彼の大切なアドバイザーをキーパーソンとして大臣等に 任命することによって、この地球を生態系の崩壊から救ったのは、このオバマ大統領であると主張する人もいます。

皆さんには信じ難いことかもしれませんが、100年前は、当時の科学者たちが、果たして人間は本当に分別のある生き物であるのか、と声に出して疑うような行動を世界全体がしていた時代でした。当時の著名な科学者達の一部では、政策変更なしにはこの国は破滅の危機にあると訴える人もいました。その破滅というのは、聖書にあるような疫病、洪水、飢饉、食物と水の取合い戦争、その他諸々の大惨事など、人類が導いたと思われるすべての惨事を意味していました。それにも関わらず、全産業界は揃ってこれらの科学者達を非難し、挙句の果ては、地球温暖化は問題にするほどのことでもない、とさえ口にするほどでした。

(生徒の間から、息をのむ音と信じられないという呟きが洩れる。)

現代の私達にとってこれらはすべて明白なことですが、当時の人々は天然資源を好きなだけ利用し、使い尽くしたときのことを考えようとはしませんでした。地中の石油に限りがあることも、新鮮な空気や水、木々もいつかはなくなるということも、動物でさえ絶滅する危機があることを信じようとはしませんでした。どんなものでも好きなだけ消費できると思い込み、資源を使い尽くしたのです。

その後人々に起きた変化の過程は、見事で感動を受けるものがあります。では、当時の人々の、例えば食習慣について考えてみましょう。毎食といって良いほどに動物肉を食べていました。嘘ではありません。しかし2006年後半国連の科学者達は、そのような肉食習慣は当時の最も深刻な環境問題における最大の原因の1つであることを指摘しました。地域的なことから地球全体の問題まで、砂漠化、他の生命体の破滅、そして地球温暖化まであらゆる規模での問題を意味していました。実際に、畜産動物飼育のビジネスによって排出される二酸化炭素やメタン、亜酸化窒素など地球温暖化を加速させるガスの量は、すべての交通手段と輸送機関を合わせたよりも地球を破壊する原因であることも、国連は発表しています。つまり、何百万台もの大型車やガソリンを燃料とする旧式の輸送飛行機によって環境を汚染し、地球温暖化を猛スピードで加速させていたとしても、畜産農業の方がはるかに大きな問題であったということです。

アメリカ国内だけでも毎年百億という数の陸の動物と何十億という魚が殺され続け人間に食されていたにも関わらず、耳を傾けようとする人はいなかったようです。

生徒: 1年間で百億もの動物と、そんなに多くの魚たちが殺されていたの?人間が食べるために?

先生: そうです。アメリカ人は一人年間平均で100キロの動物の肉を食べていました。もちろん、当時のアメリカの重さはポンドと呼ばれる単位だったので、平均で220ポンドの肉を食べていたことになります。牛の大きな肉の塊を食べていました。お尻から、肩、肋骨のまわり、そして牛のミルクも飲んでいました。ヴィールと呼ばれる牛の赤ちゃんまで食べていたのです。柔らかいから好んでいたのでしょう。また当時の人は何よりも鶏を好んで食べていました。鶏の胸、脚そして羽までも。そして鶏の卵も食べていたんですよ!

(教室から洩れる、うんざりだ、というどよめきの声。一人の生徒が驚いた声で言う。)「牛のミルクを飲んで鶏の卵を食べていたの?本当に?」

先生: はい、本当です。少し話を環境に戻しましょう。人間が食べている物が実際に地球を暖めていたということは、当時の人々には思いもよらないことでした。アル・ゴア前大統領でさえもそんな考えをまだ受け入れていない頃でした。ゴア前大統領は、当時はまだ大統領として選ばれる前でしたし、動物消費撲滅運動を開始する前でした。もちろん彼は最終的に動物を消費する事と地球温暖化の繋がりを理解し、のちにオバマ大統領の重要なアドバイザーとなり、畜産農業がもたらす地球への影響の全容を捉えるよう、オバマ大統領に促しました。

それと同時に多くの科学者達たちが集まり、動物を食べるために農作物を(動物に)与えることが異常であることを認識するよう、世界に訴えました。地球温暖化のほぼ5分の1に値する原因を作っていることに加え、残酷で不健康であること、そして動物に農作物を与えることで何億トンもの、とうもろこしや大豆などの穀物が無駄に使われました。繊維質や炭水化物、多くのカロリーを無駄にし、農作物が動物につぎ込まれました。

そして忘れないで下さい、これは10億人もの人が飢餓に苦しみ、また10億人以上が悲惨な貧困状態の中で生きていた100年前のことです。このような豊かな世界で人々が飢餓で苦しんでいるなんてショックなことですが、実際にそうだったのです。健康であるために十分に食事を取れなかった10億人の中から、実際に飢餓による死亡者が毎年約4000万人出ていました。それを考えると、農作物を無駄にしていたことがさらに理解し難いですね。

動物や環境保護と、および人間の飢餓に関して、大学の政治学部では熱心に科学的な議論が行われました。それによって、動物を食することは完全に非倫理的であるということに至っています。しかし、リチャード・ドーキンス(*イギリスの著名な動物行動学者)をはじめ、他の科学者たち、そして動物保護グループは、 今では私たちにとって明らかなこと、つまり他の動物たちは私たちと異なるというよりも、彼らは痛みも感じ家族もいる、また喜びを求めるものと指摘し、彼らを食べることは人間性にふさわしくなく、私たちと地球の健康にも良くないことである、という科学的な議論に焦点を当てました。

その時代に突出して革新的な科学者であったドーキンス教授は、人間は創造物の頂点にいる、という考え方 -- 同教授曰く「種差別主義者の傲慢」 -- を批判しました。同教授やジェーン・グドール博士、また他の先駆者たちの努力があったにも関わらず科学的な常識には至りませんでしたが、他種の動物のことを「従兄弟」と呼びました。他の生き物たちにも人間と同じような受容力と感覚があるということは、今の私たちには明らかなことですが、100年前にドーキンス教授やグドール博士がそのようなことを述べた時は、一大事だったのです。

同時に、動物保護グループたちは、動物たちが扱われている状況に関してさらに焦点を当てるようになりました。グループたちは、卵生産のシステムにおける信じ難いほどの残酷な行為を映像に収めました。いわゆる農家が、ひとつの小屋に10万個ほどある小さなケージに7羽づつ鶏を閉じこめ、鶏として自然な行動を一切出来ないようにしていました。また彼らは、屠殺場も記録しました。動物たちがまだ意識のあるときに、手足を切り落としていました。社会はこうした場所に他の名前をつけなかったことに、私は今でも驚かされます。

何千という動物たちが、誰の目にもつかないような場所にある窓もない建物の中に閉じ込められ、その中では、食用として輸送するために、それらの動物たちを殺し、手足を切断し、ばらばらに叩き切る作業を人間はしていました。床は血で覆われ、それらの建物からは身の毛もよだつ恐ろしい音が聞こえてきました。しかし畜産業は世界最大の産業で、人々はこの行為が正しいかどうかの疑問すら投げかけることがなかったようです。こうした映像は今でも時々、深夜のアメリカ史チャンネルで見ることが出来ます。でもこれらは心臓の弱い人には良くないので、当然親御さんへの警告が含まれています。

(この時点でほとんどの生徒が完全なショック状態になり、ぼんやりとしている。)

先生: ごめんなさいね、聞くのが辛いことはわかっています。でも私達の歴史を理解するのは大切なことで、そして重要なことは・・・

(生徒が割り込む。)
生徒: でも先生、どうしてそんなことが?動物の死骸を食べて人々は病気にならないのですか?だって、彼らは死体を食べていた!

先生: ええ、もちろん、病気になりましたよ。汚染された動物の肉を食べて、毎年何百万人もの人が病気になり、そして何千人もの人が死にました。さらにショックなことは、アメリカ人の半分以上が心臓病と癌で死んでいたということです。(当時これらは大病とされていた)そしてこういった非健康的なものを食べていたために、3分の2のアメリカ人は肥満でした。何人かの医師や栄養士たちは、人間の体は動物を消化するようには出来ていないことを訴えていましたが、害を否認しながら長らく人々が煙草を吸っていたように、動物を食べることの害を否定しながら食べ続けました。あなた達にとっては、非現実的に聞こえる話だということはわかりますが、事実なんです。

(もう一人の生徒が口を挟む。)
生徒: でもどうして、どうして彼らは動物を食べていたのですか?すごく・・・気持ちが悪い。

先生: そうね、多分動物の肉の味が好きだったのでしょう。(生徒がいっせいにうめき声をあげる)私にもよくわかりません。2008年に飛行機事故を経験したラグビーチームが凍死した他のメンバーを食べる経験をして、それがに映画になったことがありました。人間も肉を持つ身体であるという認識が、ショックだったのかもしれませんね。

忘れてはならない事は、当時はグリーン・ビジネスという考えは新しく、昔ながらの習慣に固執する人々がいる中でも、いくつかのビジネスは成功していました。でも、戦争、炭鉱や石油産業、そして何十億もの動物を殺すことによって利益を得るような大企業が存在していたんです。そして信じられないかもしれませんが、1日で5000万羽も殺されていた感謝祭の日を「七面鳥の日」と人々は呼んでいました。

(最初の生徒がイライラしながら口走る。)
生徒: どうしてそんなことが?私の祖母は100年前には生きていたけれど、まさか動物など食べていなかったでしょう!?

先生: 忘れないでください。それ以前の時代には人間が同じ人間を奴隷として拘束していましたし、ホロコーストはオバマが大統領になったほんの60年前のことでした。魔女狩りや十字軍などのことを考えてみて下さい。初めての黒人大統領が誕生する100年前までは、女性の選挙権すらなかった のです。でも有り難いことに、人間は肉体的なだけではなく、道徳的にも進化しているのですね!

いずれにしても、100年前に1つのキャンペーンが始まりました。オバマ大統領と動物好きな家族の支持を得て、健康、環境保護、貧困、動物保護に関わる団体が連携して推進しました。「ベジタリアンは我々の希望!」と書かれたTシャツを着た人や車のバンパーが、突然、あらゆるところで見られるようになったんです。もちろんベジタリアンになることは、環境、地球規模の貧困や私達の健康など、多くに関わっていました。植物由来の食生活が段々と普及し、案の定その勢いを増しながら、2〜3年の内に人間は動物を食べることを徐々にやめるようになりました。

それはおそらく、歴史の中で避けられない流れだったのでしょう。この場合、科学的な理解が環境における危機感になり、それが自衛本能の強い衝動へと繋がった結果でした。私たちは自分達の間違いから学び、科学から学びます。みなさん、私たちがそうすることが出来ることに少なくとも感謝しましょう。過去の私たちの過ちから学ぶということは、祝福するべきことだと思いませんか?

(それまで静かにしていた女の子が穏やかに言った。)
生徒: その時代に生まれていなくて、良かった。私は動物を食べる胃など持てたと思わないわ。

                                                                                                                                            訳 by Kaori Kubota

                                                                                                      

 

<化粧品の動物実験を考える院内集会 開催のご案内>

シャンプーや口紅など、美を追求するための化粧品開発の過程で動物実験が行われています。「美のために動物を犠牲にしたくない」という消費者の声が実を結び、アメリカでは大企業が自主的に廃止したり、EUでは2009年3月から禁止するなど、化粧品の動物実験は過去の遺物となりつつあります。

日本でもこの実態が知られるようになり、化粧品の国内最大手企業の資生堂は2011年3月に自社の動物実験施設を閉鎖、2013年までには外部委託も含めた動物実験の全面的廃止を目指すとするなど、画期的な取り組みを始めました。動物実験を行わず、化粧品開発のための動物実験反対を謳う海外の化粧品メー カーの日本への進出も顕著です。

しかしこれらの歓迎すべき動きは日本の業界全体に浸透しているとは言えません。そこで、国会でもこの問題を議論していただこうと下記のとおり院内集会が企画されました。関係各方面から化粧品の動物実験廃止を巡る現状と取り組みを報告し、廃止に向けての今後の課題を共有します。

○日時    2012年5月15日(火) 14:30~16:00
○場所    衆議院第二議員会館 多目的会議室

○内容 (予定) 
・化粧品の動物実験とはどのようなものか
・EUにおける化粧品の動物実験禁止までの軌跡
・動物実験に代わる代替法の開発状況
・動物実験廃止に向けた企業の取り組み 他

○呼びかけ団体(順不同)
NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)
NPO法人アニマルライツセンター(ARC)
ストップ!アニマルテスト!キャンペーン
ヘルプアニマルズ
さよなら、じっけんしつ
あしたへの選択 Choices for Tomorrow(CFT)

○参加申し込み
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タイトルを「院内集会参加申し込み」として、本文に①お名前②ご所属③ご連絡先をお書きのうえ、5月13日までに上記アドレスまでメールをお送りください。

○ご注意
当日は傍聴のみで発言はできません。あらかじめご了承ください。


平日の日中ではございますが、ご都合がおつきになりましたらぜひご参加下さい!また、下記の記事は4月3日に企業1社と6市民団体の連名で民主党幹事長室での陳情が行われ、環境省で大臣宛の要望書が提出されました時のご報告です。




。。。。。。rabbits.draize.testing
。。。。。。。。。。。。。。
Photograph by Mr. Brian Gunn, Secretary General of
。。。。。。。.。。。..。the International Association Against Painful Experiments on Animals



化粧品の動物実験廃止および代替法推進に向けて
〜 民主党幹事長室への陳情および環境省への要望書提出 〜

2012年4月8日

去る4月3日、企業1社と6市民団体の連名で民主党幹事長室で陳情が行われ、環境省で大臣宛の要望書が提出されました。


<要望書内容>

化粧品の動物実験廃止および動物実験の代替に関する総合的施策を求める要望書

近年、動物実験をめぐる国際動向は、代替へ向け大きく動いています。EUでは、2009年に化粧品の動物実験が禁止され、2010年には、「科学上の目的で使用される動物の保護に関するEU指令」の改正によって、科学や教育における動物実験の代替をできる限り速やかにすべきことなどが定められました。また、EU、アメリカともに、動物実験代替という政策をどこがどう担っていくのか、その枠組みは明確です。

しかしながら日本は、「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)改正の議論が進む中でも、一向に動物実験を代替していくための方向性が見えません。私たちは、動物実験によって、多くの動物たちが苦しみ、命の犠牲を強いられている現状に心を痛め、動物愛護法を所管する環境省に対し、連名で下記3点を要望いたします。

要望事項:

1)化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止へ向かわせること。
2)動物愛護法において、動物実験の代替を配慮事項から義務事項に改正すること。
3)動物実験の代替へ向けた省庁横断的な枠組みを構築し、国として総合的にこの問題に取り組むこと。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。以上


要望書は以下の団体、企業の連名で提出されました。

動物実験の廃止を求める会(JAVA)アニマルライツセンター(ARC)ストップ・アニマルテスト!キャンペーンヘルプアニマルズさよなら、じっけんしつ株式会社ラッシュジャパンあしたへの選択/Choices for Tomorrow (CFT)

LUSH(ラッシュ)さんは、動物実験を行わない手作りのコスメティック/ボディケアを販売、また動物実験の廃止を訴えるキャンペーンにも力を入れている英国生まれのブランドです。このたびも化粧品開発における動物実験を法律で禁止するための署名を店舗とウェブサイトで集められ、約6,000筆を環境大臣宛に提出されました。

CFT は伺えませんでしたが、陳情に際し下記のメッセージを送らせて頂きました。

「代替法という人間の英知を使い、動物を残虐な行いから解放するべきです。"非暴力の世界"をあきらめないために、日本政府に最大のご協力をお願いします。」

さよなら、じっけんしつさんのブログで陳情、要望書提出の様子を写真でアップして下さっています。
各連名団体さんのウェブサイト(上記でリンクされています)にも動物実験に関する情報、私たちに出来ることなどが記されています。また、実験によって毎日動物がどのように扱われているのかを、こちらのリンクでぜひご覧になって下さい。


。。。。。。。。。。。。。。leapingbunny
。。。。。。
動物実験を行っていない証明となるロゴイメージ "Leaping (ジャンプする) Bunny" by BUAV


日本は動物実験に関して規制がありません。政治と企業のポリシーが代替法を推進し、動物を苦しめ犠牲にする毒性試験など様々な動物実験を、一日も早く全廃出来る日が訪れますように。

そして私たち消費者が動物実験を行っていない商品を使用し、声を上げることによって、クルーエルティ・フリー(残虐な行為を伴わない)社会が築かれますように。

関連サイト:

Cruelty-Free International Initiated by BUAV
「クルーエルティ・フリー(残虐な行為を伴わない)インターナショナル」は、英国拠点の BUAV がイニシアチブをとってスタートした、化粧品のための動物実験を廃止に向かわせる国際キャンペーンです。

EU欧州連合では、2013年に化粧品のための動物実験の禁止法が施行されることになっております。これは EU以外の国々にも大きな影響を与える禁止法ですが、施行を10年遅らせようとする動きも出ています。予定どおり来年に施行されるよう、ご署名をお願い致します

Go Cruelty-Free サイトでは、国ごとに動物実験をしていないコスメティックやボディケア/ハウスクリーニングの商品/会社を検索できます。

Happy くるふり(クルーエルティ・フリー)ライフ!


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CFTコファウンダーの渡邊が富戸イルカ追い込み猟再開に反対する署名を、皆様を代表して静岡県庁に提出しました。以下提出のご報告です。
2010年10月5日

10月5日、富戸のイルカ猟再開に反対する 2,883名の署名とコメントを静岡県庁にお届け致しました。川勝静岡県知事の代理で経済産業部水産業局水産資源課が署名を受理、内容をご確認くださいました。

水産資源課によりますと、今年富戸に割り当てられた捕獲枠419頭の内訳は、カマイルカ - 36頭、スジイルカ - 42頭、バンドウイルカ - 59頭、アラリイルカ(マダライルカ)- 272頭、オキゴンドウ - 10頭だそうです。捕獲されたイルカの殆どは水族館への引き渡しが予定されています。

ちなみに富戸で最後にイルカ猟が行われた平成16年は、捕獲されたバンドウイルカ24頭のうち14頭は水族館に、5頭は自家消費、4頭は破棄(捕獲時に死亡したため)、1頭は生態調査(水産総合研究センターが行っているイルカの生態調査のために、発信器をつけて放流)に使われたそうです。

富戸でイルカ猟が再開されないために、素晴らしいコメントもたくさん頂きました。ご署名、ご協力をして下さいました皆様、ありがとうございました!




静岡県富戸が2004年以来のイルカ追い込み猟を再開する、と発表。
署名をお願いします
2010年9月1日


futopixjp

Photo (左) ©エルザ自然保護の会

5月10日、第一8月27日伊豆新聞にて、静岡県伊東市富戸でのイルカ猟が再開されることが報道されました。主な報道内容は以下のとおりです。

ー複数の漁船が拡張機で音を鳴らしながら、イルカの群れを浜に追い込んで捕獲する追い込み漁を富戸で再開。漁期は9月1日から来年3月31日で、国が割り当てた捕獲量は419頭。捕獲したイルカは水族館に引き渡すほか、自家消費や発信機による生体調査を計画。追い込み猟が行われているのは現在、富戸と和歌山県太地町の2カ所。日吉直人理事事務は「最後の漁は平成16年だった。今年は近年にない情報もあるため期待している。漁法の技術を後継者に伝えていくためにも実施したい。」と話した。ー

富戸はイルカ猟の町から初めてイルカウォッチングのビジネスが生まれた希望の町として知られています。イルカ猟を再開しないようご署名をお願い致します。また以下内容のレターをファックス/メール/郵送にてお送りくださいますようご協力お願い致します。(連絡先は末尾に記しております。)
英語の署名はこちらをクリックして下さい

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静岡県知事 川勝 平太様
伊東市市長 佃 弘己様
いとう漁協協同組合 組合長殿
いとう漁協富戸支所長 岡 信二様
伊東観光協会会長 石井 文弥様
伊東市観光課 課長殿
伊豆観光推進協議会会長 赤尾 十五郎様


拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

また日頃より伊東市を訪れる多くの観光者のためにご尽力を頂きまして、まずは御礼を申し上げます。

さて本日は富戸でのイルカ追い込み猟再開につきまして、以下のとおり請願をお送りさせて頂き度存じます。何卒ご再考ご協力くださいますようお願い致します。

<請願>

8月27日伊豆新聞にて、静岡県伊東市富戸でのイルカ猟が再開されることが報道されました。
主な報道内容は以下のとおりです。

ー複数の漁船が拡張機で音を鳴らしながら、イルカの群れを浜に追い込んで捕獲する追い込み漁を富戸で再開。漁期は9月1日から来年3月31日で、国が割り当てた捕獲量は419頭。捕獲したイルカは水族館に引き渡すほか、自家消費や発信機による生体調査を計画。追い込み猟が行われているのは現在、富戸と和歌山県太地町の2カ所。日吉直人理事事務は「最後の漁は平成16年だった。今年は近年にない情報もあるため期待している。漁法の技術を後継者に伝えていくためにも実施したい。」と話した。ー

イルカは誰の物でもない外洋を回遊する野生哺乳動物であり、魚ではありません。ワシントン条約ではバンドウイルカも含めすべてのハクジラ目を過度の搾取や国際取引から絶滅しないよう保護しています。日本もワシントン条約加盟国です。

また追い込み猟は、その残酷な捕殺法により国内外から問題視されてきております。富戸では年々捕獲量が減少し、2004年の24頭を最後に捕獲されていませ ん。そして、イルカ猟をする漁師から、ドルフィンウオッチのビジネスに変更した方もいらっしゃることで、世界中から野生動物保全に関する希望の町と見られ ていました。

外洋を泳ぐ家族のイルカたちを複数の漁船で音を海中に放って囲い、浜辺に追い込んで子供も含め一頭づつ銛でついて殺して行 く、また選んだイルカを水族館へ売り渡すーそういった金銭目的のために野生動物を残酷に扱っていくビジネスから、野生動物の自然な行動を観察出来る機会を 提供する教育ビジネスへ。そのように、富戸は多くの日本人が誇りに思う町でもあります。

海外でも、水族館へイルカを売り渡すディーラーが、 残酷な捕殺法や、水族館でどのように苦しむかを知り、ビジネスを辞める決意をしました。また、スペインでは国の伝統とされた闘牛も国民の請願により法的に 禁止されている地域も出てきました。このように世界的に動物の生命を尊重する動きが広がっています。

ご存知のとおり、日本は今年10月 11日から29日まで開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)のホスト国です。海洋システム崩壊の危機的状況、野生動物絶滅スピードが 加速されている中、190カ国以上、7,000名以上の各国関係者が集い解決策を話し合います。多様な生き物や生息環境を守るという、世界の共通目的に日本も参加しているのです。そして私たちひとりひとりが同じ問題の上に立っています。

もしイルカ猟を行わなければ漁師の方々が困る状況であれば、それは日本人全体の問題でもあります。そういった観点から、ぜひ行政にも助成を試みるなどの野生動物保全に参加をして頂きたくお願い申し上げます。

また最後に、イルカ肉には重大な問題があります。水銀被害を受けた水俣病患者の脳検体から、少量の水銀値でも回復不能な障害が生じる事を明らかにした研究も 発表されています。イルカ肉水銀汚染に関する記事をこちらからご覧ください。http://www.ashitaenosentaku.org/changesaroundtheworld.html#mrboyd

いとう漁業協同組合長様、また富戸支所長様には以上を考慮して頂き、このように水銀に重度汚染されたイルカたちを残酷な方法で捕殺/捕獲していく技術を未来に残すことが 本当に大切であるかを、どうぞご再考くださいますようお願いします。子供たちが野生のイルカウオッチをすることが出来、野生動物の幸福が自分の幸福と思えるような未来の財産をおつくりくださるようお願いします。そしてわたしたち全員が地球を守っていくという責任を全う出来ますように。

伊東市観光関係者各位には、沢山の観光客が伊東市に良いイメージを引き続き持てますよう、野生環境保全のご参加ご協力をお願い致します。

人間の知恵を、自然との幸福な共生に使えることが出来ますよう、どうぞご協力くださいますようお願い致します。

富戸でのイルカ猟再開をなされませんよう、ここに請願をご送付申し上げます。

敬具

名前


** メール/ファックス/レターの送り先:
事業主の情報は削除致しました。この問題は常識によって解決されるべきです。静岡県県知事様、伊東市市長様、伊東市観光課課長様へのお願いは丁寧なメールをお送りくださいますようお願い致します。

静岡県知事 川勝  平太殿
〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号
TEL:054-221-2455(代)
ご意見ボックス:https://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html

伊東市市長 佃 弘己殿
〒414-8555 静岡県伊東市大原2-1-1
Tel 0557-36-0111(代)

伊東市観光課 課長殿
〒414-8555 静岡県伊東市大原2-1-1
E-mail: This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
TEL: 0557-32-1711




ジャーナリストのボイド・ハーネル氏による記事 「太地町の水銀問題」
(5月23日ジャパン・タイムズ)
和訳 by「イルカを守る会」

原文: Experts fear Taiji mercury tests are fatally flawed
By BOYD HARNELL

Courtesy of Mr. Boyd Harnell


~ ~ ~ わたしたち日本人すべてが知る必要のある非常に重要なニュースですので、ボイドさん、イルカを守る会さんからの許可を得、転載させて頂くことになりました。ぜひ最後までお読みください。~ ~ ~


5月10日、第一面に掲載された「太地町住民の検査で高い水銀濃度」という見出し記事のなかで、ジャパンタイムズは、国立水俣総合研究センター(以下、国水研)が行なった検査結果から「鯨やイルカを昔から食べる習慣のある和歌山県太地町の住民の毛髪から、極めて高い濃度のメチル水銀(MeHg)が確認された」と報道した。

特に昨年行なわれた太地町住民1,137名を対象にした調査では、男性のメチル水銀平均値は、11.0ppm(parts per million)、女性の同平均値は6.63ppmであった。それに対して他の国内14地域の平均値は男性2.47ppm、女性1.64ppmだった。

しかし、5月10日の報道は、「なぜ太地町住民に一人も水銀に関連する健康被害が出ていないのか、専門家は、全く説明できないでいる」と述べ、また、国水研の岡本浩二研究所長によれば、国水研は今後も、なぜ症状が確認されなかったのか、「原因解明の調査を続ける」としている。

引き続き行なわれるこの調査では、すでに調査を受けた太地町住民で最も高い水銀値を示した182名に焦点を当て、国水研の中村政明総合臨床室長による検査がさらに行なわれることになるだろう。中村博士の調査結果では、43名の住民が50ppm以上のメチル水銀値を示し、内一人には139ppmの数値が確認されている。

それにも関わらず、5月9日に行われた国水研主催の記者会見では、検査を受けた住民は全員健康であると宣言された。国水研は、高水準の水銀が確認された住民43名に対して、何ら食生活への勧告を行なわなかった。記者会見の報道によると、岡本氏は「何を食べるかは、彼らが自分で決める事が重要だ。」と述べている。

この岡本氏の太地町住民に関する発言は、三大陸で評価の高い医学関係の複数の権威者から冷笑を買っている。太地町は、毎年行なわれているイルカ猟を題材にしたドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」(2010年長編ドキュメンタリー部門オスカー賞受賞)の舞台になった町である。太地町の住民調査の結果が国水研にから発表される前に、ジャパンタイムズは岡本氏を取材した。水銀摂取は危険であるか彼の意見を聞いたところ、岡本氏は「現時点では(イルカ肉の消費による)人への問題は認められない」と述べた。

神経損傷を検知するために導入される標準二点識別覚検査について聞かれた岡本氏は、「日本では、神経科の専門医はこの(知覚)検査を定例検査とは認めていない」と語った。

しかしながら、1950年代に九州の熊本県水俣市で世界史上最悪の水銀汚染中毒が発生し、2006年、日本の最高裁判所はその生存者への賠償金を算定するのにこの検査を標準検査として認定している。水俣市及びその周辺の町では、汚染された水俣湾産の魚介類を食したことで、周知のように1,787人の犠牲者が、メチル水銀中毒で死亡し、何千人もの人々が世に「水俣病」として知られる病に冒された。

日本の最高裁判所が認定するこの知覚機能の二点識別覚検査は、水銀による脳障害を検知する臨床検査である。また、浴野成生氏が共同研究でメチル水銀による大脳皮質(脳)及びニューロン(神経組織)への影響を診断する際に用いた検査でもある。浴野氏は、九州熊本県にある熊本大学大学院医学研究部教授で、水銀被害を受けた水俣病患者の脳検体の研究で知られている。浴野氏はまた低数値のメチル水銀でも取り返しのつかない脳損傷を引き起こす可能性があることを示す論文を出版している。

浴野氏は、知能的障害を突き止めるために二点識別覚検査を用いる。これには次のことが含まれている。つまり、被験者が目を閉じた状態で仰向けになり、コンパスの先で一点もしくは二点、被験者の親指、人差し指、または唇に触れて行なうものである。二点に触れても一点の感覚しか得られない被験者は、体性感覚皮質(触感を司る部分)に障害があると考えられる。同氏は水銀被害を受けた水俣病患者の脳検体から、少量の水銀値でも回復不能な障害が生じる事を明らかにした画期的な研究で知られている。

一方、太地町住民に対して「何を食べるかを自分で決める事が重要だ」と岡本氏が助言した件に関し、デンマーク管理下にあるフェロー諸島保健所の産業医学部医長パル・ウィーヘ博士は、「これは不適切なアドバイスです。わたしたちは長期に渡り、神経学的、生理学的、心理学的な検査のすべての数値について不可逆的な悪影響があるという結果を見てきています。」と語る。

ウィーヘ医師はまた、小児科における研究も行ない、1986年に新生児であった対象者を、7歳時、14歳時、そして23歳時となった昨年まで検査した。その検査には、一名の産業医学及び神経学の専門医師、二名の心理学者、そして一名の神経小児学を専門とする小児科医が携わった。

ウィーヘ医師は、この研究から明らかになった注意力欠如障害、記憶維持障害、どの年代でも恒久的に残る神経系症状含む、広範囲な症状について言及している。「わたしたちは、メチル水銀による心拍変動といった心臓血管系統への影響や、PCB、DDTのような有機塩素物質及びその他の汚染物質を著しく含む鯨肉の脂肪を摂取することによって起こる免疫系統への悪影響を見てきました。・・・セレン(Se)が(メチル水銀の毒性を)防御する事に関しての所見はなく、国水研のセレン拮抗作用説は不確かであります。」

坂本 峰至氏(国水研の毒物学者)を含める日本の研究者らの、胎児期におけるメチル水銀曝露の共同研究は、ウィーヘ医師の研究結果を裏付けるものである。「日本人口における母体と臍帯血(赤血球)の水銀と重金属の概説」と題した研究は、メチル水銀が胎盤を通過し胎児へ移行するのに対し、セレンがそれを防御する効果は極めてわずかだったことを明らかにした。

浴野氏による大脳皮質への水銀の神経毒性作用に関する研究について、ウィーヘ医師は「間違いありません。それは、私たちが長い年月をかけて研究してきたことです。・・・そして、私たちが水俣で見てきたことが、もっと低量の水銀摂取が原因で、フェロー諸島でも起こっているのです。」と述べた。

認定された10カ所の研究所で複数種の太地産のイルカ肉を検査した結果、最高値で14.3ppm(日本政府が定める暫定的規制値0.4ppmの36倍)もの数値が確認された。太地産のイルカ肉に高濃度の水銀が含まれている事実に関して同氏は、「私の見解としては間違いなく消費者の健康を脅かすものです。・・・こちらでの(ゴンドウクジラ、イルカの一種)の平均濃度は2ppmです。」と言っている。

「私達はゴンドウクジラの肉をもはや適切な人間の食べ物としては考えていません。」と同氏はつけ加える。事実、地元住民の激しい反対があったにも関わらず、2008年12月1日、ウィーヘ医師は、住民のゴンドウクジラ肉の消費を中止するようフェロー諸島政府に対して勧告することに成功した。

しかし、ウィーヘ医師はエコテロリストなどではない。太地町と同じように鯨類を捕えて食すという地元の伝統文化が存在するフェロー諸島の出身者で、彼自身も若い頃に猟に参加し、ゴンドウクジラの肉を食べた経験がある。そして、今もその伝統を尊重するといっている。しかし、「健康問題は伝統よりも重要なのだ。」と強調する。

匿名を希望するトップクラスの日本の医学研究者の一人は、太地町住民に何も水銀被害がないと宣言した国水研の発表を激しく非難している。「誰一人として水銀被害の兆候がないなら、それは奇跡だ。もし仮にそれが真実だとしたら、すべての科学的研究と矛盾する。あるいは、たぶん日本人は超人だ。」

この研究者が脅しや研究資金の撤回を恐れて直ちに匿名を要求したのと同様に、日本の現地メディアは太地町のイルカ猟とそれがもたらす有毒なイルカ肉に関して、ほとんど話題にしない。実際この記事を書いている私自身も、何度となくこの話題は掲載するには「あまりにセンシティブすぎる」と編集部から言われているのだ。

日本国民が有毒なイルカ肉を食べ続けることをよしとした国水研の承認に対する疑問を無視する、どのような動きが日本にあるとしても、米国の一流の神経科医でフロリダを拠点にしているデイビッド・パーマッター博士(脳疾患研究により機能性医学部門で名誉あるライナス・ポーリング賞を受賞)の発言を抑制することはとてもできないことである。

最近の電話インタビューで、パーマッター博士はこう語った。「私の見解ではイルカ肉から検出されたメチル水銀値は極めて危険です。低数値の水銀でも血液脳関門に害を及ぼし、脳内の炎症反応を増進させることを証明した研究が発表されたばかりです。」

彼はこうも付け加える。「これらの(メチル水銀の)数値は劇的に上昇している。イルカ肉を食品として提供することは、人々に毒を盛っているのと同じです。自分にヒ素を盛っていると言ってもいい。そのくらい害があるのです。彼らがしていることはどれをとっても誤りだ。人間に対してもイルカに対しても間違っている。どう見ても道理に反している。これは悲劇であり、非難されるべきです。政府の役目が国民を守ることならば、彼らは残念ながらその役目をまったく果たしていません。」 

一方、日本の国立社会保障・人口問題研究所は、2007年度の太地町における死亡者数は人口約3,500人中67人としている。全国で大体同じような規模の人口をもつ他の村と比べ、その死亡率は全体的に50%も上回っている。また、やはりイルカ肉が食されている太地町西方の町、古座川町での死亡者数は高く、2007年には人口3,426人に対して82人であった。

およそ類似した人口数の市町村と比較してみると、鳥取県日吉津村は人口3,110人に対し31人、福島県赤村は3,387人に対し29人、京都府の南山城村は3,369人に対し37人、福島県の北塩原は3,307人に対し38人、青森県の蓬田村は3,370人に対し35人であった。

年齢別のデータや死因に関するデータは調査機関から入手できなかったが、バランスのとれた確率からすれば、早期の死亡、つまり、長期間にわたって高数値の水銀を含む食品を摂取した影響に起因する水銀関連の死亡が示唆されているのかもしれない。これは、もちろん、確定的なものではなく、水銀の長期的影響による免疫系統の抑制、心臓血管及び中枢神経系の損傷、著しい神経機能の減退といった上記の科学的研究に基づいた一つの仮説にすぎない。

米国の内科医で水銀専門家でもあるジェーン・ハイタワー博士は、EIA(Environmental Investigative Agency:ロンドンを拠点にする国際的活動家団体で、水銀に汚染された魚介類の摂取による健康被害に関する資料を収集している)の職員クレア・ペリーとの対談で次のように述べている。「体内に2ppmもの高数値の水銀が蓄積した人は、心臓発作で死亡する確率が3倍高くなります。数多くの研究で、メチル水銀は人間にとって有毒である事が証明されています。日本政府は限られた不十分な研究から、消費者が高濃度の水銀に曝されることを承認しましたが、これは、惨事を招く可能性をはらんでいます。日本でトップクラスの数人の医学研究者による信憑性のある共同研究は、日常的に無視されているようです。」

日本の厚生労働省は何年ものあいだ小型鯨類の水銀問題に気づいている。それにも関わらず、依然として、そのような食品の販売禁止を拒んでいる。今や、普通に食べるなら水銀汚染食品は安全に摂取できるという無頓着な国水研のお墨付き宣言のおかげで、親しみのある海洋哺乳動物が、料理されて人間の皿の上にのせられ、ペットフードに混ぜられ、絶滅するまで海外に輸出されることが、ますます目にされることになるだろうと予想される。



7月18日(日)に、肉食反対デモ行進が大阪で行われます。

主催:Against Meat Japan
共催:ケイ&リル この世界のために


againstmeat



「地球温暖化が深刻化し、自然破壊や環境汚染が進み、飢餓や動物虐待が絶えないこの世界がとてつもなく大変な状況に立たされている事、そしてその主要な原因が先進国の肉食にある事はご存知の通りで御座います。それらを解決するには、政治はもちろんの事、僕達ひとりひとりが今の生活を改める必要があるはずです。そこでこのパレードでたくさんの人の目に止まって少しでも考えるきっかけになってもらえればと思い企画しました。」(
オフィシャル・サイトより)

肉食が健康や環境
にどのようなインパクトを与えているのでしょうか。デモ行進の詳細に加えて、参考映像へのリンクなどがオフィシャル・サイトで紹介されています。当日参加が出来ない方も、是非ご覧になって下さい。



ポール・マッカートニーからのビデオ・メッセージ。「もしも畜産動物の屠殺場の壁がガラスで出来ていたとしたら?」
Glass Walls by PETA (ビデオ / 13分)

オリジナル英語ナレーション / ポール・マッカートニー
日本語ナレーション / 生馬アイザック
翻訳 / ユウコ・ナガシマ・イングリス
日本語吹き替え版制作 by CFT

「Glass Walls(ガラスの壁)」は、もしも工場式畜産農場の壁がガラスで出来ていたら多くの人がベジタリアンになるでしょう、というメッセージ・ビデオです。ナレーションはポール・マッカートニー氏、日本語の吹き替えは生馬アイザックさんです。ベジタリアンであるということが、どのように地球とわたしたちの健康に大きな利益をもたらすかということもわかりやすく説明しています。





。。。。。。。。。。。。。
健康と環境と未来の子供たちのために。



ウッドストック・ファーム・アニマル・サンクチュアリー(Woodstock Farm Animal Sanctuary) へ行って来ました。
2010年7月10日


「動物に対する優しさと尊重は私たちの道徳上の義務である、という基本的な価値観によって
ウッドストック・ファーム・アニマル・サンクチュアリーは活動しています。」 (WFAS オフィシャル・サイトより)




"Joy to You and Me" のライブ演奏を聞いて踊るエルビスと仲間の雄牛たち


マンハッタンからバスで約2時間半北に上がった、ニューヨーク州ウッドストックにあるファーム・アニマル・サンクチュアリーへCFT の水口と渡邊が行って参りました。アメリカでは1秒に287羽の鶏、3.68匹の豚、1.12頭の牛が人間の食用のために屠殺されています (2008年 / WFASサイトより)。つまり約2,500万羽の鶏、32万匹の豚、9万7千頭の牛が毎日屠殺されている計算になり、産卵用の雌鳥や乳製品のために育てられている雌牛、七面鳥やヤギ、鴨や羊も含めると、アメリカでは年間に100億以上の畜産動物たちが、人間の食用のために苦しみ、悲惨な死を迎えます。

生きた家畜をそのまま販売するサプライヤー/ブッチャー(精肉店)や、動物たちが生まれた時から屠殺されるまで苦しみ続けるファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)。
ウッドストック・ファーム・アニマル・サンクチュアリーは、そのような場所で虐待されたり放棄された畜産動物のシェルターとして、2004年にジェニー・ブラウンさんとダグ・アベルさんご夫妻によって設立されました。本来ステーキやポークチョップ、ハンバーガーやチキンナゲットなど、人間の食べ物のために屠殺される予定だった牛や豚、ヤギや鶏などの保護された動物たちが、このサンクチュアリーではのびのびと暮らしています。ファクトリー・ファーミングの現状や各動物の説明もスタッフの方がして下さり、子供から大人まで多くを学べる教育的な場でもあります。この日はサンクチュアリー・スタッフのレベッカ・ムーアさんが、たくさんの動物たちが保護されるまでのストーリーや各々の動物の性格まで、とてもご丁寧に、時に動物たちにも語りかけながらお話し下さいました。(ありがとうございました!)下はこの日のフォトアルバムです。(写真をクリックして下さい。スライド・ショーになります。)


makogoats

水口と渡邊とヤギたち。「レスキューされて良かった!」


Woodstock Farm Animal Sanctuary
オフィシャル・サイト:
http://www.woodstocksanctuary.org/

* ビジター・ツアー(詳細はこちら
4月から10月までの間、毎土・日曜日
11am ~ 4pm (最後のツアーは 3pm )

行き方はこちらです。
マンハッタンからバスが出ています
片道約2時間半ですので、日帰りが十分に可能。



ドキュメンタリー映画「フォークス・オーヴァー・ナイヴス」(Forks Over Knives)
監督:  Lee Fulkerson
2010年制作

前述のレベッカさんから、この秋アメリカで一般公開される Forks Over Knives というドキュメンタリー映画を教えて頂きました。多くの人々を苦しめている心臓病や癌、糖尿病などの病気は、肉食と加工食品を摂取しないことによってコントロールができ、さらには病気を回復に向かわせることが可能である、という深遠な主張を
この映画では検証しています。



心臓病になった人々には、植物由来の食生活をするようにドクターから勧められる場合が多い。


Forks Over Knives
オフィシャル・サイト
http://forksoverknives.com/




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                                                                                              Photo by Szefei via 123rf.com

Happy Earth Day 2013!!

How would the high school students from 100 years from now see where we are right now?
"Future Shock" by Kathy Freston
Courtesy of Huffington Post 06/03/09

 

         〜     〜     〜     〜     〜  


。。。。。。。rabbits.draize.testing
。。。。。。。。。。。。.。。
Photograph by Mr. Brian Gunn, Secretary General of
。。。。。。。。.。。the International Association Against Painful Experiments on Animals.


Urging the government to move ahead on alternative methods and to end animal-testing on cosmetics in Japan.
April 8th, 2012

On April 3rd, LUSH, the handmade cosmetic company that doesn't test on animals, and 6 civilian groups jointly urged, at the office of the secretary general of Democratic Party, to end animal-testing for cosmetics.  Also a demanding letter to the Minister was handed to Ministry of the Environment.

The demanding letter pointed out the followings:

1. To direct toward the end of animal-testing for cosmetics and quasi-pharmaceutical products.
2. To amend alternatives to animal-testing from a regardful matter to an obligation matter in the
.Act on Welfare and Management of Animals.
3. To construct a structure, across the offices and ministries, toward alternatives to animal-testing
and to address the issue, as a nation, comprehensively.

The demanding letter was submitted in joint names of:

Japan Anti-Vivisection Association (JAVA), Animal Rights Center (ARC), Stop Animal Test! Campaign, Help Animals, Goodbye Lab, LUSH Japan Co., Ltd., Choices for Tomorrow (CFT)

LUSH Japan handed Ministry of Environment about 6,000 signatures to urge them to legally ban animal-testing for development of cosmetics.  The cruelty-free company collected all the signatures through their campaign website as well as at their stores.

From CFT to urge the government, we sent a message, "We, humans, should exercise alternative methods, which are our wisdom, and all animals should be liberated from actions of the cruel practices.  We urge Japanese government to maximize their cooperation and effort, in order not to give up to build the non-violent world."

You can see some photographs at the office of Democratic Party and Ministry of the Environment on Goodbye Lab blog.  (CFT could not join to go as we could not be in Tokyo at that time.)

To learn more about how animals are treated for testing, please visit the Courage page on our website.



。。。。。。。。。。。。。。。。。。leapingbunny
。。。。。。。。。。。。"Leaping Bunny" by BUAV to prove cruelty-free companies.


In Japan there is no law to regulate animal testing and there is no legislation to protect animals from
testing.  Although it's one step at a time, there are many things each of us can do to move toward to end animal-testing.  Many manufactures and brands already have pledged not to test on animals.  Let's support the cruelty-free companies, urge legislators, and spread the words for the voiceless!

Also please visit:

"Cruelty-Free International" initiated by BUAV
Please sign the petition to say NO to cruel cosmetics in Europe.
"Go Cruelty-Free" website is a great source for shopping cosmetics, body care and house
clean products!  You can choose your country you live and can find cruelty-free companies.



。。。。。。。。。。。。。。。。。。nomore.animaltestrabbit




Report from Kozue Watanabe/Co-founder of CFT ~ Delivery of the signatures for the petition to stop dolphin hunting in Futo.
October 10, 2010

On October 5th, 2,883 signatures for the petition to stop the dolphin hunt in Futo, Japan, were delivered to Shizuoka Prefectural Government Office. The Fishery Division of Department of Economy, Trade and Industry received and confirmed the signatures on behalf of Mr. Heita Kawakatsu, the governor of Shizuoka Prefecture.

According the Fishery Division, the details of this year's quota, which is 419 dolphins, are; 36 white-sided dolphins, 42 striped dolphins, 59 bottlenose dolphins, 272 pantropical spotted dolphins and 10 false killer whales.  Dolphins that would be caught are supposed to be sold to aquariums (but the details were not disclosed).

The details of the last dolphin hunt that happened in Futo in 2004 (all bottlenose dolphins); 14 were sold to aquariums, 5 were used for meat, 4 were disposed since they died in the process of being captured, and one was used for research using attached transmitter devices (and released).

Thank you so much for signing the petition, for writing the wonderful comments and for your help to collect signatures!




Please Sign the Petition and Send Letters to Stop Dolphin Hunting in Futo!
September 1, 2010

futopixen

Photo (left) ©Elsa Nature Conservancy

It was reported in the August 27 edition of the Izu Shimbun newspaper that the town of Futo in Ito City, Shizuoka Prefecture, it is to resume its dolphin hunt.  The following are the major details of the story. 

-- Futo is to resume its dolphin drive fishery, in which several fishing boats use sound devices to drive dolphins towards the shore, where they are captured.  The hunting period is from September 1 till March 31, and the government has issued a quota of 419 dolphins.

In addition to selling some of the captured animals to aquariums, some are sold as meat to consumers while others are released and used for research using attached transmitter devices.  Dolphin drive fisheries are currently carried out in two locations, Futo and Taiji in Wakayama Prefecture. 

Business director of the fishing cooperative Naoto Hiyoshi said, “The last time we carried out the hunt was in 2004.  We have better reports than we’ve had in recent years and we are optimistic. We want to carry out the hunt in order to pass our skills on to the next generation.” --

Futo is known as a town where there were hopes for a switch from dolphin hunting to dolphin watching.  This petition asks that the town not resume its dolphin hunt and we ask that you fax, email or post the letter below to the address given at the bottom.

** Please sign the petition and send the letter.  Please copy and paste the following letter content both in English and Japanese below, then e-mail to the addresses you will find at the bottom.
For the Japanese edition, please click here.

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Mr. Heita Kawakatsu, Shizuoka Governor
Mr. Hiromi Tsukuda, Ito City Mayor
Chief of the Ito Fishing Cooperative
Mr. Shinji Oka, Chief of the Ito Fishing Cooperative, Futo Office
Mr. Fumiya Ishii, Chairman of Ito City Tourist Association
Department Chief, Ito City Department of Tourism
Mr. Jugoro Akao, Chairman of Association Promotion of Ito City Tourism

Dear Sir/Madam, 

First of all, we would like to express our gratitude for all you do to bring more tourists and visitors to Ito City. 

With regard to the resumption of the dolphin drive fisheries in Futo, we would like to respectfully extend the following request to you. We hope you will give it your due consideration.                                                 

It was reported in the August 27 edition of the Izu Shimbun newspaper that the town of Futo in Ito City, Shizuoka Prefecture, it is to resume its dolphin hunt.  The following are the major details of the story. 

-- Futo is to resume its dolphin drive fishery, in which several fishing boats use sound devices to drive dolphins towards the shore, where they are captured.  The hunting period is from September 1 till March 31, and the government has issued a quota of 419 dolphins and other small cetaceans.

In addition to selling some of the captured animals to aquariums, some are sold as meat to consumers while others are released and used for research using attached transmitter devices.  Dolphin drive fisheries are currently carried out in two locations, Futo and Taiji in Wakayama Prefecture. 

Business director of the fishing cooperative Hiyoshi Naoto said, “The last time we carried out the hunt was in 2004.  We have better reports than we've had in recent years and we are optimistic.  We want to carry out the hunt in order to pass our skills on to the next generation.” --

Dolphins are not the property of anyone but are wild mammals free to roam in the open seas.  They are not fish.  In accordance with the Washington Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora (CITES), all toothed whales including bottlenose dolphins are protected from extinction due
to excess exploitation or international trade.  Japan is a signatory nation to the convention. 

Also, the cruel methods used in the dolphin drive fisheries are increasingly criticized within Japan and abroad.  The numbers killed in Futo have been declining year after year and none have been killed since 24 dolphins were hunted in 2004.  Among the dolphin fishermen are those who have switched to the business of dolphin watching and this has led to Futo being seen worldwide as a town that offers hope for wildlife conservation. 

Families of dolphins in the open seas are herded using sound and driven to the shore, where they are killed one by one, including the young, with harpoons while selected dolphins are sold to aquariums.  Changing from a business model of cruelly slaughtering wild animals for financial gain to an educational business model of creating opportunities to observe wild animals in their natural habitat – in this way Futo would become a town that Japanese could be proud of. 

After learning of the cruel slaughter methods and the terrible conditions under which dolphins are kept in aquariums, a major overseas dolphin dealer has chosen to give up his business.  And in Spain, the country’s tradition of bull-fighting has been banned by law in some regions following petitions from the public.  There is all part of a growing worldwide movement to value the right to life of animals. 

As you know, between October 11-29, Japan will host the Conference of the Parties (COP 10), the Convention on Biological Diversity (CBD).  Against a background in which the ecosystem of the oceans is in danger of collapse, and animal species are speeding toward extinction, more than 7,000 people from over 190 countries will gather to discuss a solution.  Japan is also taking part in this shared global aim of preserving biological diversity and natural habitats.  And these are issues that affect each and every one of us. 

If putting an end to the dolphin hunts will create economic hardship for the fishermen, this needs to be solved.  From that point of view, we respectfully ask that Japanese administration endeavor to provide assistance to take part in wildlife conservation, which is a common goal for all of us. 

Finally, there is a serious problem with dolphin meat.  Research on brain specimens from sufferers of Minamata Disease has proven that even small traces of mercury can cause irreversible physical damage.  For articles on the mercury contamination of dolphin meat, please see: http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fe20100523a1.html.

We would like to ask the chief of the Ito Fishing Cooperative to consider the above and ask himself once more whether he believes that it is really necessary to preserve for future generations the methods used to cruelly capture and slaughter dolphins heavily contaminated with mercury.  We ask that you leave a legacy that will enable children to watch dolphins in the wild and appreciate that the well-being of wildlife is part of
their own well-being.  And we hope that we all can fulfill our responsibility to protect the Earth. 

We would like to ask the tourism officials of Ito City to take part and cooperate in wildlife conservation to preserve the good image of the city in the minds of many tourists. 

We respectfully ask that human wisdom be used in order that we may peacefully coexist with nature. 

With this petition we hereby request that the Futo dolphin hunt not be resumed. 

Yours sincerely,

(Signature)


Japanese Letter:

静岡県知事 川勝 平太様
伊東市市長 佃 弘己様
いとう漁協協同組合 組合長殿
いとう漁協富戸支所長 岡 信二様
伊東観光協会会長 石井 文弥様
伊東市観光課 課長殿
伊豆観光推進協議会会長 赤尾 十五郎様


拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

また日頃より伊東市を訪れる多くの観光者のためにご尽力を頂きまして、まずは御礼を申し上げます。

さて本日は富戸でのイルカ追い込み猟再開につきまして、以下のとおり請願をお送りさせて頂き度存じます。何卒ご再考ご協力くださいますようお願い致します。

<請願>

8月27日伊豆新聞にて、静岡県伊東市富戸でのイルカ猟が再開されることが報道されました。
主な報道内容は以下のとおりです。

ー複数の漁船が拡張機で音を鳴らしながら、イルカの群れを浜に追い込んで捕獲する追い込み漁を富戸で再開。漁期は9月1日から来年3月31日で、国が割り当てた捕獲量は419頭。捕獲したイルカは水族館に引き渡すほか、自家消費や発信機による生体調査を計画。追い込み猟が行われているのは現在、富戸と和歌山県太地町の2カ所。日吉直人理事事務は「最後の漁は平成16年だった。今年は近年にない情報もあるため期待している。漁法の技術を後継者に伝えていくためにも実施したい。」と話した。ー

イルカは誰の物でもない外洋を回遊する野生哺乳動物であり、魚ではありません。ワシントン条約ではバンドウイルカも含めすべてのハクジラ目を過度の搾取や国際取引から絶滅しないよう保護しています。日本もワシントン条約加盟国です。

また追い込み猟は、その残酷な捕殺法により国内外から問題視されてきております。富戸では年々捕獲量が減少し、2004年の24頭を最後に捕獲されていませ ん。そして、イルカ猟をする漁師から、ドルフィンウオッチのビジネスに変更した方もいらっしゃることで、世界中から野生動物保全に関する希望の町と見られ ていました。

外洋を泳ぐ家族のイルカたちを複数の漁船で音を海中に放って囲い、浜辺に追い込んで子供も含め一頭づつ銛でついて殺して行 く、また選んだイルカを水族館へ売り渡すーそういった金銭目的のために野生動物を残酷に扱っていくビジネスから、野生動物の自然な行動を観察出来る機会を 提供する教育ビジネスへ。そのように、富戸は多くの日本人が誇りに思う町でもあります。

海外でも、水族館へイルカを売り渡すディーラーが、 残酷な捕殺法や、水族館でどのように苦しむかを知り、ビジネスを辞める決意をしました。また、スペインでは国の伝統とされた闘牛も国民の請願により法的に 禁止されている地域も出てきました。このように世界的に動物の生命を尊重する動きが広がっています。

ご存知のとおり、日本は今年10月 11日から29日まで開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)のホスト国です。海洋システム崩壊の危機的状況、野生動物絶滅スピードが 加速されている中、190カ国以上、7,000名以上の各国関係者が集い解決策を話し合います。多様な生き物や生息環境を守るという、世界の共通目的に日 本も参加しているのです。そして私たちひとりひとりが同じ問題の上に立っています。

もしイルカ猟を行わなければ漁師の方々が困る状況であれば、それは日本人全体の問題でもあります。そういった観点から、ぜひ行政にも助成を試みるなどの野生動物保全に参加をして頂きたくお願い申し上げます。

また最後に、イルカ肉には重大な問題があります。水銀被害を受けた水俣病患者の脳検体から、少量の水銀値でも回復不能な障害が生じる事を明らかにした研究も 発表されています。イルカ肉水銀汚染に関する記事をこちらからご覧ください。http://www.ashitaenosentaku.org/changesaroundtheworld.html#mrboyd

いとう漁業協同組合長様、また富戸支所長様には以上を考慮して頂き、このように水銀に重度汚染されたイルカたちを残酷な方法で捕殺/捕獲していく技術を未来に残すことが 本当に大切であるかを、どうぞご再考くださいますようお願いします。子供たちが野生のイルカウオッチをすることが出来、野生動物の幸福が自分の幸福と思えるような未来の財産をおつくりくださるようお願いします。そしてわたしたち全員が地球を守っていくという責任を全う出来ますように。

伊東市観光関係者各位には、沢山の観光客が伊東市に良いイメージを引き続き持てますよう、野生環境保全のご参加ご協力をお願い致します。

人間の知恵を、自然との幸福な共生に使えることが出来ますよう、どうぞご協力くださいますようお願い致します。

富戸でのイルカ猟再開をなされませんよう、ここに請願をご送付申し上げます。

敬具

名前



** Please copy and paste the letter contents above (both in Japanese and English), then e-mail to the following addresses.

Please e-mail to:

Chief of the Ito Fishing Cooperative    This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
Department Chief, Ito City Department of Tourism   This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

Also please cc to the following news papers:
Tokyo Newspaper  This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
Reuters  This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
Jiji Press  This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
Kyodo News  This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

If you would like to mail letters, fax or make phone calls:

(When you write or make phone calls, please be polite.  Thank you.)

Mr. Heita Kawakatsu, Shizuoka Governor
9-6 Otemachi, Aoi-ku, Shizuoka 420-8601 Japan
Tel:  054-221-2455

Mr. Hiromi Tsukuda, Ito City Mayor
2-1-1 Ohara, Ito City Shizuoka 414-8555 Japan
Tel:  0557-36-0111

Department Chief, Ito City Department of Tourism
2-1-1 Ohara, Ito City Shizuoka 414-8555 Japan
Tel: 0557-32-1711



Demonstration Against Eating Meat in Osaka on Sunday, July 18th

Sponsor:     Against Meat Japan
Cosponsor: Kei & Liru for the sake of this world


againstmeat


"As you may know, this world, our planet for us to love, is on the verge of a crisis because of the increase of the destruction of nature, the environmental pollution and Global Warming, even worse endless starvation and cruelty to animals.  The major reason of this crisis is EATING MEAT by developed countries and their ego.  To resolve the problems, not only the nation and politics have to be changed but also each of us needs to change our lives and ourselves."  (From the official website)

For more information please visit the official website.  (Please scroll down for English.)  You can also find reference videos and texts to laern how vegetarianism would impact on our health and the environment.



Video Message from Paul McCartney
Glass Walls by PETA
(13-minute video)

Glass Walls, narrated by Paul McCartney, delivers a message that many people would become vegetarian if the walls of factory farms were transparent (as with glass).  The video also explains how becoming a vegetarian significantly benefits both the Earth and our health.   The Japanese version was translated by Yuko Nagashima Inglis, the voice-over was dubbed by Ikuma Isaac, and it was produced by CFT.



For our health, for the environment, and for our next generations to come.




Visit to Woodstock Farm Animal Sanctuary
Masami and Kozue (CFT) took a day trip to the Woodstock Farm Animal Sanctuary located two and half hours up north of Manhattan.
July 10, 2010

"Woodstock Animal Farm Sanctuary is driven by the simple philosophy that kindness and respect to animals is our moral duty and that all the creatures that share this earth are here with us and not for us."
(From WFAS website)



Elvis and his buddy steers dance to "Joy to You and Me".


According to WFAS, 287 chickens, 3.68 pigs and 1.12 cows are slaughtered every single second in the United States alone (2008).  That makes 25,000,000 chickens, 320,000 pigs and 97,000 cows slaughtered each day.  Including other farm animals such as turkeys, ducks, sheep and goats, there are total of 10 billion farm animals per year that are inhumanely treated and slaughtered for human consumption. 

Couple Jenny Brown and Doug Abel began the Woodstock Farm Animal Sanctuary in late 2004 to provide shelters to those farm animals who have been rescued from cases of abuse, neglect and abandonment.  It is truly inspiring to meet all the animals who were rescued, are cared and live at the sanctuary where we humans can learn about the animals as well as appaling conditions at factory farms.  People can also interact with them - animals who would have been on dinner tables if they had not been rescued.  Masami and Kozue would like to thank Ms. Rebecca Moore who gave a tour of the sanctuary and shared many stories about the now happily living animals.  (Please click the photograph for the slide show.)


makogoats

Masami, Kozue and the friendly goats


Woodstock Farm Animal Sanctuary
Official Website:  http://www.woodstocksanctuary.org/
Please click here for visitor information.



New Documentary Film Forks Over Knives
Directed by Lee Fulkerson (2010)


The feature film Forks Over Knives examines the profound claim that most, if not all, of the degenerative diseases that afflict us can be controlled, or even reversed, by rejecting our present menu of animal-based and processed foods.



Many heart disease patients adopt plant-based diet.



Official Website:  http://forksoverknives.com/



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